映画作品紹介

長編ドキュメンタリー
「元書店経営者 川合直美はいかにして落選したか」
(2008年/77分)

世界を怒る「宇宙人」
生まれた時と所を間違ってしまった
男の物語

 ここ数年、山形を舞台にした映画が数多く発表され、山形国際ドキュメンタリー映画祭も20周年目を迎えるなど、映画の都として山形は認知されつつあります。ただ、発表されるのは劇映画が多く、ドキュメンタリー映画が制作されることは殆どありません。

 そんななか、山形で選挙運動に取り組む一人の男・川合直美氏に注目しました。以前、山形市長選挙に立候補したものの落選。再起をかけた戦いを、2007年9月の市長選挙に向けて始動させました。前回の支持数は2.560票。一見勝ち目のない土俵に何故あがるのか?

 そんな川合氏を追い掛けた、山形発・異色政治ドキュメンタリー映画が完成した。

●ストーリー

 妻子と別居中の川合直美氏は、六年前に山形駅西口の区画整理に伴い、自らが経営していた書店「共同書房」の土地の換地先を承諾できなかった。それを機に行政への不信感を持った川合氏は、山形市長選挙に出馬。

 しかし、当選には至らなかったものの、4年後の2007 年の夏、再度選挙戦に望む。

 この物語は、組織力・経済力で選挙を行うことに疑問を持ったひとりの男の孤軍奮闘の日々を記録した、嘘偽りのない平成ニッポンにおける山形市長選挙のイチ物語である。

●キャスト及びスタッフ

制作 オフィス佐藤      監督・撮影・編集 佐藤広一
制作協力 半田和巳、工藤豊  出演 川合直美

映画公開用パンフレット2.01 MB


 

長編ドキュメンタリー
「元書店経営者 川合直美は、かつての対立候補者をいかにして応援したか」
(2011年/80分)

 2007年の山形市長選挙で敗れた、元書店経営者の川合直美氏は、2011年、再選を図るかつての対立候補者・市川昭男氏を応援することを決意。組織的な選挙戦を行なう市川陣営の動きとは別に、独自の方法で市川氏を支援する。
 山形市長選挙最後の5日間を追った、短期間集中撮影ドキュメンタリー!

 

映画チラシができ次第公開いたします。

 

●キャスト及びスタッフ

制作 オフィス佐藤      監督・撮影・編集 佐藤広一
制作協力 半田和巳、工藤豊  出演 川合直美

 

 

応援メッセージ

 川合直美氏の主張はよくわからない。しかし彼の一挙手一投足、とりわけ手のアクションからわれわれは目が離せないのである。

阿部和重(小説家)

 人々を失笑と困惑の渦にまきこみ、馬耳東風を旗頭にして、川合直美は今日もわが道をゆく。律儀な優しさと愛嬌にみちあふれた勘違い人生は愉しく、可愛く、無残。でも憎めない、嫌いになれないのは何故なのか。近づきたくはないが、遠くから眺めていたい対象だ。

池上冬樹(文芸評論家)

 

監督コメント

 2007年に制作した第1作が「表側」とするなら、この度の第2作目は「裏側」といえます。

 原点回帰という意味では、「ロッキー・ザ・ファイナル」の原題が、「Rocky Balboa」であるように、また、「ランボー/最後の戦場」の原題が「Rambo」であるように、もし本作に洋題をつけるとするならば、「Naomi Kawai」なのかもしれません。そんな訳で、2作ともまるきりトーンの違う作品となってしまいましたが、2011年度版は川合さんのルーツを巡る物語です。

 4年間に於ける、ひとりの男の栄枯盛衰をご覧頂ければ幸いです。


監督 佐藤広一